やらかし?いいえ武勇伝です!! あめふらしー編

今回はとことこニュース56号で掲載した。

あめふらしーさんの原稿です。ニュースでは、写真などが入ったバージョンで

お楽しみ頂けますが今回はテキスト版です。

ご自身で描かれた再現イラストも見れます。

正規版は とことこニュース56号(PDF)でお楽しみください。

やらかし?いいえ武勇伝です!!  あめふらしー編

みなさんこんにちは。あいえるせんたー逆瀬のあめふらしぃです。今回は僕が高校時代に起こった出来事について書きたいとおもいます。僕の高校は全寮制といって、男子も女子も学校の中にある宿泊施設のような所で同級生や先輩・後輩と生活していました。たまに学校のルールをやぶってこっそり女子寮を覗きに行こうとしたら、後一歩のところで先生に見つかり「くそっ!なんでやねん!!」とおもいながら仕方なく部屋にもどりました。


学校のルールでは、なるべくできることは自分でやるというルールでした。なので、できるだけ自分でやっていました。もし、困った事があったら自分から先生や友達に介助を頼まないと手伝ってくれませんでした。そんな状況で経験した出来事です。ある日の夜中、僕はトイレに行きたくなりました。僕がトイレに行くには介助が必要でした。いつもなら寝室のベッドに職員室に繋がるインターホンがあって、それを押すか、一緒に寝ている仲間を起こして、職員室の先生を呼んできてもらっていました。僕はいつも通りインターホンを4回ぐらい押しましたが先生からの応答はありません。僕はおかしいなぁという気持ちとどうしよう!という不安で少しずつ焦りはじめました。しばらく考えた後、僕の前のベッドに寝ていた仲間の名前を2~3回呼びましたが、起きてくれません。僕の心の中は焦る気持ちと漏れそうという気持ちで大パニックになり、僕のベッドの横にあった着替えや洗濯ができる台の上に気がついたら移動していました(笑)そこから無我夢中で前向きに床に飛び降りました。

無傷だったのは、奇跡です。その後、必死で部屋のドアを開けようとしました。僕の寝ていた部屋のドアはスライド式だったので、「開け!」と心の底から願いました(笑)なんとかドアを開けて、廊下にでました。そして、普段なら電動車椅子で5秒かかる廊下を真っ暗な中2~3メートル這いつくばって体感的には、2秒で這って進みました。怖いとか気持ちはなく、「誰か助けてくれ~」という感じでした。無事に職員室の前につくと「漏れる!漏れる!先生お願いやから気づいてぇ~(涙)」と思いながら職員室のドアを必死で叩きました!そしてやっと先生が気づいてくれました。
廊下に這いつくばっている僕の様子をみて、ゾッとした顔をした後、「なにしてんの!!○○くん起こしなさいよ!」と怒られました。最終的に漏らすことなく、無事にトイレに行くことができました(笑)「あ~助かった」と思いました。



人間いざとなると、何事も乗り越えることができるんやなぁーって思います。僕もこの経験をするまでは、行動を起こすことにはすごく慎重でした。皆さんも色々な場面で悩むことや、迷うこと、そして迷っている自分を責めたり、嫌いやなぁーって思う時もあるとおもいます。僕もそのひとりです。自分自身にも言い聞かせていることなんですが、そんな時はチャレンジした自分を褒めてあげましょう!そして、もっといろんなことにチャレンジしてみましょう!ただ無理をする必要はないと思います。僕の話を聞いて、少しでもチャレンジしてみようと思ってもらえたら嬉しいです。一度きりの人生!楽しみましょう!!
後日、その寝室のベッドで先生が柵を付け忘れたせいで、寝相の悪かった僕は、落ちそうになり、「あっ!!やばい~」とスローモーションで、インターホンを押しながらゆっくり落ちました。落ちた先はベッドと机の間・・・先生が助けに来てくれるまでの5分間冬の寒さで「いったい僕はどうなってしまうのだろう…」とベッドと机の間に挟まり待ちました。

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