はるかぽてぃとさんのボッチャの話です。
ニュースでは、写真などが入ったバージョンで
お楽しみ頂けますが今回はテキスト版です。
正規版は とことこニュース55号(PDF)でお楽しみください。
私とボッチャについて
作者 はるかポテト
私は「ボッチャ」を12年しています。最初は、12年前に社協の支援相談員さんにボッチャという障がい者のスポーツ競技を見に行かないかと誘われたのがきっかけでした。体育館でボッチャをしている障がい当事者たちを見て感じたことは、自分より不自由な体で一生懸命している姿を見て感動し、障がい当事者たちが輝いているなあ~と思いました。今までの私は脳出血をしてから私には何も出来ないと思っていたからです。それは今、自分に出来ることをすればいいと気づかされたことです。とても大事なことを教えてくれたと思います。私もボッチャをしたいと思いました。ボッチャをしたいわけは、二つあります。ひとつは、知り合いの人が毎回色んな所で開催されるボッチャの日本選手権に出ている知人に会えるからです。もうひとつは、上手くなって日本選手権で優勝したいと思う夢があるからです。
前回のリオパラリンピックでは、ボッチャ団体が銀メダルを獲得しました。
TOKYO 2020 パラリンピックのボッチャは、重度の障がい当事者が自分の意志で判断して競技をしている姿を見て欲しいです。あと、的の白いボール(ジャックボール)の周りに相手のボールが多くありました。
的の白いボールの近くに投げれないときは、相手のボールと白いボールの間に乗り上げる技術を身につけるしかないと思います。その成果を見れて凄く嬉しかったです。メダルは個人戦が金とペア戦が銀と団体戦が銅で3個獲得して凄いと思いました。残念ながら私のクラスには、パラリンピックに出るクラスがありません。私が脳性麻痺ではなく脳出血であり右側手足が不自由ですが片方の左側手足は健康である為だと思っています。ボッチャの日本選手権にしか出られません。それでも2回も4位になれたことが自分にとって自信になりました。
長いことボッチャをして良かったと思いました。私のいるクラスにも、パラリンピックに出るクラスがあればいいのになあ~と思います。
ボッチャのルールについて
基本的なボッチャについて簡単に説明したいと思います。ボッチャは、ヨーロッパで広まった重度の障がい者スポーツ競技でパラリンピックの競技にもなっています。イメージとしては、カーリングの様な感じです。ボッチャのルールは審判の指示で始まり、指示なしで投げるとペナルティを受けます。赤いボールと青いボールの両者方にジャックボールと言う白いボールがあります。1ゲーム6球づつ投げられますが、一人持ち時間が4分ありその間に6球投げないといけません。ランプの場合は、5分で転がさないといけません。1ゲームと3ゲームは、赤ボールの人から投げます。2ゲームと4ゲームは、青ボールの人から投げます。1試合4ゲームで点を多く取った人が勝ちです。最初は、赤ボールの人から的の白いボールを投げて次に赤いボールを投げます。
的の白いボールがジャックラインを超えてコートの中に入らないと相手に的の白いボールを投げる権利が移ります。(ジャックラインに白いボールがかかっていてもいけないのです。)横のライン、奥のラインも出たら投げる権利が相手に移ります。今度は、青ボールの人が青ボールを投げます。これで白いボールより遠いボールの人が投げます。
団体戦は、左側のボックスから1番目が赤、2番目が青、3番目が赤、4番目が青、5番目が赤、6番目が青です。
個人戦は、3番目が赤、4番目が青です。ペア戦は、2番目と4番目のボックスが赤になります。3番目と5番目のボックスが青になります。ペア戦は、手で投げられない選手がランプと言う器具でボールを転がしていきます。
高さ方向を判断するのは、選手ですがランプを動かすのは介助者です。選手と介助者は、2人で1人なので介助者はコートの方向を見てはいけません。なぜなら、介助者が高さ方向などを教えていると判断されるからです。
あと、選手の指示がないとランプを動かせないというルールです。ボッチャの詳しいルールを知りたい人は、他にもルールがありますのでインターネットで調べて見てください。
ボッチャへの思い
最後に私もボッチャの普及に携わりたいです。皆さんにボッチャという障がい者のスポーツ競技をしてもらいたいと思います。日曜日は伊丹ボッチャ部で練習をしています。場所は伊丹の昆陽池があるスワンホールと救急子供病院の間アイアイセンターです。お正月3日以外の日曜日は、伊丹社協のアイアイセンター3階で練習しています。よろしかったら見に来てカビゴンとボッチャを体験してください。他のボッチャクラブのメンバーも喜んで迎えていっしょにボッチャをしてくれるので心配することはありませんのでわからないことがあれば教えてくれるのでなんでも聞いてください。楽しみにして待っていますね。
ボッチャのより詳しい情報は日本ボッチャ協会のページをご覧ください。