え!大ピンチどうなるのことりボーイ?!

今回はとことこニュース54号で掲載した。

とことこニュース50号での自立生活と自立生活はじめるまでの話の続編です。まだお読みでない方は、「はじめての1人暮らし~僕のstory~」もお読みください。

ニュースでは、写真などが入ったバージョンで

お楽しみ頂けますが今回はテキスト版です。

正規版は とことこニュース54号(PDF)でお楽しみください。

ことりボーイさん出演のYouTubeチャンネルのチェックしてください。

あいえるせんたー☆CHANNEL

え!大ピンチどうなるのことりボーイ?!

皆さんこんにちは!とことこニュース 50 号で「はじめての一人暮らし~僕の Story~」を書いたことりボーイです。読んでくれた方は、お久しぶりです。初めて読んでくれる方ははじめまして!!今回は、一人暮らしの家が台風の時に雨漏りがして住めなくなったので、こむの事業所という施設に自立体験ルームがあり、そこに避難していた話から始まります・・・。

〜こむの事業所・自立体験ルームの話~

2018年6月に関西に地震が起こりました。その年の夏ごろに大きな台風も来ました。台風21号だったかな~。大雨が降りました。僕は1階に住んでいたのですが、天井から雨漏りが始まりました。家にヘルパーさんがいたので、雑巾やバケツで雨を受けてくれたけど、追いつかない程すごい量の雨が部屋に入って来ました。テレビを見ていたら、あっという間に部屋が水浸しになりました。どうする事も出来なくなり困りすぎて、悲しいと言うよりも呆然としました。荷物も水浸しになり、お気に入りのアニメ「ワンピース」の漫画は水でびちゃびちゃ(泣)大切にしているギターは濡れなかったのでよかったぁ・・・!(^^♪仕事にも行けなくて、あいえるせんたーに電話をかけて助けを求めました。僕の人生で最大のショックな出来事になりました!!

その後こむの自立体験ルームに避難し約半年ぐらい暮らしていました。一人暮らしをしていた家は入り口の段差があり困っていたけど、自立体験ルームには段差がなくて安心しました。でも自立体験ルームは広くて・・・困りました。

僕は部屋では四つ這いで移動しています。部屋が広くて更に何部屋もあり、どこに何が置いてあるのか覚えきれなくて、慣れるまで大変でした。物を探すのも一苦労・・・。四つ這いで移動するのも疲れてしまいました。何をするのも部屋の中を冒険している感じで、部屋を出る時まで困っていました。一人暮らしの家は、僕の生活にあった広さが大事だな〜と改めて思いました。

ちなみにこむの事業所とは、市内にある福祉施設です。自立体験ルームとは一時的に住まいが必要な方に住まいを提供したり、居住トレーニングをサポートする施設です。

部屋の中は物がいっぱいあったのは良かったけど、自分が使い慣れた物じゃないので、壊したらどうしようと心配になりました。家ではポスター、ワンピースグッズ、色々と壁に貼っています。仮住まいなので部屋をきれいに使おうと思いました。僕はワンピースのアニメの旗を貼らないと眠れないのですが、壁に貼れなかった (壁に穴をあける必要があった) ので、代わりにアニメのグッズを並べて部屋を人形屋敷にしました。初めはなかなか寝られなかったけど、慣れてくるとすぐ眠れるようになりました。部屋には時計が無かったので、アニメ「ラブライブ」の時計を持っていきました。

お風呂には手すりが付いていました。縦の手すりは付いていたけど、横の手すりは無かったです。僕的には横の手すりも欲しかったです。お風呂に付いていた縦の手すりを使いながら、ヘルパーさんと協力してどうしたら入りやすいかを考えました。ヘルパーさんに支えてもらい、縦の手すりを力いっぱい持って、他に持てるところを持ちまくって何とか浴槽に入る事が出来ました。上がる時も同じく一苦労(泣)。

毎日の食事はヘルパーさんに頼みます。買物は近くのイオンに行っていました。
こむに泊まっている人は門限がないけど、夕方に買物に行く時にはこむの営業時間が終わっていて、建物は閉まっているので裏口から出入り出来るようになっていました。裏口のドア横にオートロックの機械があり、そこにカードキーをピッ♪とかざして建物に入ります。自分の部屋に入る為のキーもいります。建物は閉まっているので、廊下は真っ暗で幽霊が出そう!真っ暗闇の中!暗くてキーを探す時に見えないので、スマホのライトを付けて探しました。こむでの生活は大変だったけど、今では懐かしい思い出です。

ある時ヘルパーさんに、お金の使い方について話をされました。一人暮らしに向いてないと言われました。元々自分でも、お金管理が苦手だと分かっています。数字が大きくなると計算するのにとても苦労します。特に引き算は苦戦・・・。(-.-)だから努力はしているけど、上手く出来なかったです。ヘルパーさんとは長い付き合いがあったので、計算が苦手な事は分かってくれていると思っていたけど、怒られてしまいました。この時、お金の事はヘルパーさんに全部任せていたので、怒られてしまったのかもしれません。今は電卓を使ったりして、なるべく自分で計算するようにしています。
ちなみに僕は、小学校の時から「遊☆戯☆王」と言うカードゲームをしています。このカードゲームは攻撃力と守備力を数字で足したり引いたりするので、そのおかげで計算に興味が出て算数が出来るようになりました。「遊☆戯☆王」がなかったら、計算が苦手なままだったかなと思います。「遊☆戯☆王」に出会えて良かった!遊びから勉強に繋がりました。計算が苦手な人にはお勧め!たまにどうしても計算が分からない時は、ヘルパーさんに助けてもらいます。

仕事が休みの日に、あめふらしぃさんと部屋で焼肉パーティーをしました。イオンに行って、焼肉の材料と不思議な瓶に入ったコーヒーを買いました。そのコーヒーのコルク栓をポンと抜くと《パーンッ!》と大爆発!(^<^)なんと中身は炭酸入りコーヒーで、コーヒーが机と床にこぼれて、あめふらしぃさんはびっくりしました。僕は大爆発する事を知っていたのでドッキリ大成功でした!焼肉パーティー後は名探偵コナンのDVDを見ました。楽しい思い出です。



僕の一日の過ごし方 平日ver.

7:00 起床 着替え
□     昨夜に決めていた物で朝食・お弁当準備をヘルパーさんに依頼
□     時々ゲーム 出勤の準備
9:00 あいえるへ出発
10:00 出勤、仕事スタート
16:00 あいえる退勤
16:30 こむに到着 うがい・手洗い 冷蔵庫チェックをして買物へ
18:00 お風呂 夕食の準備をヘルパーさんに依頼 翌日の朝食も決める
19:00 夕食 食後はゲーム・コーヒータイム
21:00 就寝 zzz

☆休日はちょっと早起きをして録画していたアニメを見たり、一日中ゲームをしていることが多いです。
大型ショッピングモールや、スーパーで買物をします。リフレッシュしていまーす(‘ω’)ノ

~こむから始まった家探し~

こむに避難している間に新しい家を探しました。あいえるの皆にも手伝ってもらいました。あめふらしぃさんには、近くの不動産屋さんまでついて来てもらって、一緒に不動産屋さんの話を聞いてもらったりしました。そして皆のおかげもあって、無事に新しい家が見つかりました!( *´艸`)引っ越しの荷物運びは、あいえるの職員さんにも手伝ってもらって引っ越し完了!安心しました(*‘ω‘ *)
その後落ち着いてから、僕の好きなアニメ「ソードアートオンライン」の 10 周年記念イベントに行く為に、京都へ行きました。電車で 1 時間半ぐらいかけて、ウキウキしながら行ったのを覚えています。・・・と、思いきや。次に僕を待ち受けていたのは・・・。


~入院しました~

1月に京都にある専門の病院に、てんかん発作の原因を調べる為に入院しました。イベントで行って楽しい思い出だった京都に、今度は入院で行くなんて・・・(泣)でも、入院中はなぜか発作がゼロで、先生に「原因は分からないので退院しましょう」と言われました。僕もその方が良いと思いました。入院している間は仕事に行けず給料が出ないし、原因が分からないのなら入院した意味がなく、残念で絶望しました。約1ヶ月も入院したので、貴重な人生の時間を無くした29歳の僕は悲しか
ったです(泣)。ぴえん(T_T)/~~~

退院してすぐの2月末に胃腸炎で苦しみました!飲み物を飲んでも嘔吐をし、どんな体勢でいても気分が悪くてどうしようもなかったです。苦しくて思わず、ヘルパーさんに「救急車を呼んで!」と叫びましたが、だんだん救急車を呼ぶ程ではなくなってきたので、タクシーを呼んで病院へ行きました。タクシーの中でてんかん発作が起きた僕の記憶は、ここで the・END!ゲームオーバー(‘ω’)

目が覚めたら「あれ?どこ?」ベッドの上で大の字で寝ていました。まだ気分が悪くてしんどかった事を覚えています。又入院することになり、点滴をしてもらいました。状況が分からなくて僕の頭の中は「?」でした。それからまた、入院生活パートⅡ in ベッドになりました(泣)。ごはんは毎食、飲むゼリーでした。ゼリーは味がなくて困りました。スポーツ飲料は飲めたので、その味を楽しみに入院生活を乗り切りました。固形物が欲しくて、「ハンバーガーを食べたいなー!」と思っていました。入院当初は一日中点滴をしていたので動けず、楽しみが漫画しかなくて退屈していました。すぐに帰れると思っていたけど、長い入院生活になりました。

困った事がありました。トイレ問題です。ナースコールを何回も押したのに、看護師さんが全く来ないのでとても困りました。そこで僕は酸素濃度を測っている装置を指から外して、「ピー」と機械から音を出しました。そしてナースコールを押しました。慌てて看護師さんが来ました。でも、怒られちゃった(泣)でも僕にはこうする事しか出来ませんでした(/_;) あの時の看護師さんごめんなさい!!次は早く来てくれると嬉しいなぁ・・・。ずっとベッドで寝ているだけだったので体が固まっていました。退院したら手と脚の骨が痛く感じました。

実は、胃腸炎で入院になった時に家の中を汚してしまっていました。気持ち悪さと戦いながら「汚しちゃった、やばい!!!大家さんに怒られる!!!!」という焦りとも戦っていたのです(^_^;)。結局、汚してしまったからまた引っ越さないといけなくなりました・・・。やっと「雨漏り引っ越し事件」が落ち着いたと思って、安心していたのに・・・。大家さんには怒られなかったけど、お母さんには怒られてしまいました。心が折れました(泣)。入院している間、「また家探しをして引っ越ししないと・・・」と思って気が重かったです。あーぁ・・・。

退院して、あいえるにまた出勤出来るようになっても、家の事が気になって仕事に集中出来ないだろうなとも思っていました。もしかしたら野宿になるかもしれないなぁ・・・とその時は思ったけど、今考えたらそんなわけないですね(笑)。そんな時、病院のベッドの上で僕の携帯が鳴りました。不動産屋さんからでした。「前に住んでいた家の、二つ隣の部屋が空きました!どうですか?」とのことでした!その部屋は、前の部屋の裏返し(反転している)バージョンになっています。前住んでいたから使いやすいし家の中で動きやすいので、すぐ返事しました!「そこに住みます!」ラッキーと思いました♪


~今の僕の一人暮らし生活~

今も僕は、入院中に不動産屋さんが連絡して来てくれた、前住んでいた家の二つ隣の部屋に住んでいます。慣れているから使いやすい所だけど、悩んでいる事もあります。お風呂とトイレの事です。前に住んでいた部屋でも困っていたけど、今の部屋に引っ越して来てからもまだ解決していません。お風呂場は、冷蔵庫を上から見たような真四角の形で狭いです。お風呂の入口に段差があるので、四つ這いでゆっくり入らないと危ないので困っています。お風呂介助はヘルパーさん一人にお願いしているけど、新人ヘルパーさんが来たら、ヘルパーさん二人と僕でお風呂に入るので、狭いお風呂場は破裂しそうなぐらいパンパンになるので困っています。

トイレは、三角おにぎりのようなスペースです。僕は手すりを持って立ち上がります。トイレの入り口にはマンガの単行本 1 冊ぐらいの段差があるので、つまずく事があります。ちょっと入りにくい(;´∀`)でも今の家は気に入っているので引っ越しはしたくないなぁ~!段差をなくして、入りやすくしたいけれど、いい方法が見つからなくて悩んでいます。いい方法があればアドバイスください!!
困っている事もあるけど、今の生活は楽しいです♪見えない敵(新型コロナウイルス)に襲われている、今を救う「ヒーロー(ワクチン)」がやってきて落ち着いたら、家に仲間を呼んでワイワイとお酒を飲んでみたり、アニメ「ラブライブ」の聖地巡りがしたいなぁ!

~終わりに~

今回の僕の話はいかがでしたか?(*’ω’*)前回の話から色々あった事が伝わりましたか?(笑)
僕の人生には、まだまだピンチがやって来そうな気がします。もちろん来ない方がいいけど!楽しい事もいっぱいある!はず・・・!そしてまた、僕の話をみんなに読んでもらえたらいいなぁ。
理想はとことこニュース100号までに(笑)僕はこれからも頑張ります。仕事も一人暮らしも!!応援してくださいね!ではまた会う日まで、good-bye!!

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